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岸部眞明アコースティックギターライブ その5
新アルバム「Recollection」の中では、唯一アレンジ曲である「愛の挨拶」が入っている。
この曲はイギリスの作曲家エルガーが婚約者のために書いた曲で、世界中で演奏されている大変美しいメロディの曲だ。
 元々ピアノ曲ではあるが、どちらかというとヴァイオリンの曲というイメージが強い。
 僕は以前からこの曲が大好きだ。マンドリンアンサンブルで演奏することも何度かあった。曲中あちこちにテンポを遅くするリタルダント記号があり、そのテンポの揺れ加減で演奏の雰囲気が決まる。あんまりくどくやりすぎるとダサい演奏になる。
 岸部さんの演奏は流石である。流れるようなメロディからフッと息を抜く瞬間をうまく作り出していて、岸部さんの演奏技術の確かさを認識できる。
 チェックはしていなかったが、チューニングはレギュラーなのかな。
岸部さんの指の動きからすると結構な難曲であろう。

「想い出」「夢の中で」「Rodeo」は中川イサトさんがプロデュースの「Daybreak」にも入っている曲。
「想い出」はオルゴールをイメージさせる曲。和音の響きがとってもクリアで聴いていて心地よい。名曲だ。
「Rodeo」は噂通りさらにハイスピードになっておりますです。ますます手の届かない曲になってしまいました(笑)。

そしてその後「Song for 1310」へと盛り上がっていく。



 新曲を含め、オリジナルのほとんどの曲を知っている妻と娘。
退屈することなく、岸部さんの演奏に圧倒されていたようだ。
しかし背もたれのないイスで最前列だったので2部の後半が過ぎた辺りからはさすがに娘も疲れ気味。でも岸部さんの目の前ということもありがんばっていましたわ。
 そしてアンコールの3曲(!)は僕がいつも弾いていたり、聴いている曲(「アスリート」は弾けない)なので、妻も娘もハナウタで歌えるほど知っている曲ばかり。復活して大きな拍手を送っていた。

 後で聞いたのだがライブ終了後、娘は岸部さんと話をしたいと言って「演奏、ありがとうございました」と自分で言いに行ったそうな。普段は引っ込み思案の彼女だがよっぽど感動したのだろう。きっとこのライブのことはしっかりと彼女の心に刻み込まれたにちがいない。


つづく・・・・
岸部眞明アコースティックギターライブ その5_c0002256_20574248.jpg

by kawataro-life | 2005-11-01 21:02 | ギター

kawataroの日々の生活を記録します。(アコースティックギターに関することが多いでしょう)
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